先日、女子プロのアレルギーの話を題材に記事を書きましたが、醸造用イーストアレルギーがあるのを知りました。 アレルギーがでるのは、熟成が浅いのではないかと考えていました。
調べてみると。。。
どうやら昨今の気温の上昇と関係があるようで、蔵にいた酵母菌がいなくなっているようです。 一般の消費者が醤油や味噌などの調味料を購入する時は熟成度合いや小麦関連からの問題になる成分の状態までチェックできません。
それまでの醤油、味噌は醗酵が行われその過程で物質が分解され人間にとって問題となっていた物質も分解されていたのでしょう。 なので、この様な問題を聞いた事はありません。
最近、よく耳にする様になったのはこのイーストの利用があるのではないか? っと勘ぐってしまいます。
ただ、製造者の立場で考えると醸造用イーストを使えば醗酵が促進され安定して製品ができ、長期間の作業をお金に変える事ができる。事業も継続できる。
醸造用イーストをつかった弊害が多く聞く様になってきた昨今では、日本の食文化はどうなるのか? いささか心配になってしまいます。
私もパン作りにハマって自然酵母から作りパンを作ったときがあります。 その時は、ドライイーストではなく自然酵母から作りました。 最初は、酵母がうまく育ちまぐれでできたので、その後何回が育てながらパン作りに励んでいたのだけれど、酵母の力が弱くなったので新しい物を作ったときは失敗し泣く泣くイーストを使った体験があります。
それを時のコトを考えると、長期の不況からビジネスを継続させるための魔法の杖だったのかもしれません。
「醸造用イーストアレルギー」を発症する人の割合が増えている今、日本の食文化の元である調味料の安全を確保するにはどうすれば良いのか?
私の場合は幸いまだ大丈夫ですが、今後発生する可能性があると思うと本当に食べるものがなくなります。 みそ汁の旨さが懐かしくなるけど「食べれない」っとならない様に してもらいたい。
さてさて、どうなるか?
###【 追 記 】
これからの季節ポン酢醤油など加工された商品を使う機会があると思いますが、アレルギー体質の方がいる場合は気をつけた方がよいでしょう。
アレルギー対応(昔ながらの熟成が普通)の醤油にレモンで、つくられることをお勧めします。
そうそう、「有機」と書かれた食品を目にしますが、これも問題があります。 この点については、またの機会に。。。